Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『髪切ったんやなぁ?カッコいくなったやん』
少し上にある相変わらずの銀髪を見上げると短くなっていて、ウルフにしたらしい壱夜の髪は太陽でキラキラと輝く。
「あぁ、さっき切って来た。今はその帰り」
切りたての髪を軽くつまみながら視線を下げた壱夜は「陽菜は?」と聞いてくる。
『日向と遊んであげようと思って』
「……」
『ひ、日向の“ヒマやー”って声がテレパシーで…』
「……」
『ほ、ほら、日向って意外と寂しがり屋って言うか―――』
「ヒマなんだな、陽菜」
『…うん』