ピンクマーブル



『まぁ、寝ちゃっても
 仕方ねーよなっ』


『ちょっと天佳っ!(怒』


『あんな長すぎる話しても
 誰も聞かねーって』




壁にもたれ掛かり、
両手を頭の後ろに組んで
天佳は言った。


まぁ、天佳はこう言うと
なんとなく思ってたよ…。




『なぁ、なんか俺達
 …呼ばれてね?』


『『『えっ??』』』




話すのをやめ、
耳を澄ますと
梓の言うとおり、
校内放送がかかっていた。


他の生徒も静かになっていた。




『繰り返します。
 今から名前を呼ぶものは
 校長室前まで来なさい。

 1年萱島梓 神田灯梨
  三咲天佳 源紗耶 以上。』




廊下、教室の生徒の
全員が一斉にこっちに
振り返った。

中にはお互いに
耳打ちし合っている人達もいる。




……まじで?




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