ピンクマーブル



お辞儀と同時に下を見ると、
私達以外に制服の
男子の足があった。




『灯梨……!?』


『り、凜!?』




顔を上げると、
一年ぶりに会う凜がいた。

私達みんなが
びっくりしていると、
校長先生が口を開いた。




『入学式直後に
 呼び出して悪いね。
 実は君達をあるクラスに
 任命したいんだよ。』


『…はいっ…??』




最高に予想外な言葉。
だって第一声が
説教じゃ無かったから…。


…てか、クラスって何。




『二年の萱島君は前から
 入っていたんだが、
 去年は彼一人しか
 いなかったからね。
 一緒に来てもらったんだ。』




次に梓が……、




『それで校長、クラスって…』


『君達に入ってもらうのは…』





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