続・特等席はアナタの隣。
なんか、相談したつもりが逆に悩まされることになってしまった…。


勉強の間、ずっと優作さんの言葉が頭から離れなかった。おかげで、気を抜くとすぐ上の空になってしまって、純ちゃんにかなり心配された。


こんな状態じゃ純ちゃんにも迷惑だと、今日の勉強は早めに切り上げさせてもらい、1人で家に帰った。




和泉君と一緒にいたいと思えない…?


……ううん、そんなことない。一緒に、いたい。


でも、疲れてしまうのは事実で…。


かといって、ムリして付き合ってるわけじゃない……よね?



結局、一晩中そんな自問自答ばかりがぐるぐると頭を駆け巡っていた。


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