Revenge Of Moon

Level8 いつものハジマリ

ガコン…


アタシはダストボックスの蓋が開いたのと同時に目を覚ました。
蓋を開けたのはチロルだった。


アタシは、チロルに抱き付いた…
チロルは笑顔で抱き締めてくれた。


何で抱き付いたのかは解らない。多分、お互いに無事だったので安心したんだと思う。
(女の子はハグが好きなんだと思う)


アタシ達は部屋に帰った…
帰り道、所々で壊れた店や看板があった。
警察もマンションの前で現場検証とかしていた。
よくテレビドラマでしてる事をしていると考えてくれた方がイメージしやすい(笑)


当然、アタシも事情聴取とやら受けるはめになった(困)
一連の事件の流れを話した(チロルの事は秘密で部屋に隠れてる)

でも…あの恐竜は何処から来て、何処に行ってしまったのかしら…

チロルとも面識があったみたいだし…
また、チロルを狙って来たらどうしよ(涙)色々考えちゃうわ…


ヤッパリ…チロルとお別れした方が良いのかなぁ。
チロルは、無邪気にお絵描きをしていた。
そして、アタシにお絵描きを見せて言った。

『あたし…悪い…やつ…や…っけタ』


たどたどしい言い方だったが意味は解った!それ以上にアタシは、チロルがコトバを話したにビックリした。
この短期間で会話が出来る様になるなんて信じられないからだ。


アタシは何だか嬉しくなり、チロルとお別れなんて出来ないと感じた。


このコはアタシが守る事を決めた!

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