ラブ☆ファイト
「高宮さん、気にすることないよ、こんな男のこと」


なんて言葉を吐きやがるこいつはすでに高宮に毒されている。


コロッと騙されてんじゃねーよ。

そしてお前もさっきとキャラ違う。


つーか……。

お前なのかよ、高宮春菜!!

俺様が学年代表になるように仕向けたのは!?



『高宮さん、気にしないで。
高宮さんと一緒なら、俺が喜んで引き受けるよ』


ニコリと心にもない笑みと言葉を浮かべる。



……計画変更だ。

あの女はすぐ落とす。

今から落とす。

何が何でも落とす!!


『改めて宜しく』


俺が差し出した手を高宮は握った。



今、確かに火花が散っていたように思う。



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