イニシャルはKK
[響吾side]

少し落ち着いた歌音の腕を引き、家まで送った。
日曜だったのでご両親は家にいた。
帰り道に起きた出来事を報告し、歌音の背中を押した。

夕食を勧められたが断った。
もっと歌音が元気のある時に楽しく過ごしたい。
一通り話をすると俺はその場を離れた。

歌音の家。
本当に公園の真ん前なんだな…。

まるで
自分の庭のように
この公園で遊んでいたんだろう。

そんな事を考えながら
俺は一人、帰宅した。
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