二度目の恋
*気付けたコト*
小学生の時君と出会った。本当の事を言うと、もっと前から出会っていた気がする。
小学生より、前の記憶はあまり頭の中にはないからはっきりとは言えないけど…

そんな普通の出会いをして普通の恋をした。
私が思う通り皆も“普通”と思っていたと思う。
でも今思うと、特別な恋だった…。


生まれて初めての恋。
そう…君が私の“初恋”だった。


昔の私はただがむしゃらに君を好きになって、君に想われたかった。
少しでも君が他の人に目がいくだけで、不安になって君を困らせていた。
“子供すぎたね…”なんてあの頃の自分に後悔して気がつけば君のせいにしていた。


“好きだよ”と今更言葉にした想いは君に伝わる事もなく、許される事もなく、泣くことしか出来なかった…。


今ならはっきりと解るのに、言えるのに。
いつまで君を、想い続ければいい…?
< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop