チョコレート・ウォーズ!!!





だから大丈夫だ、と自分に言い聞かせるも


田中の、妙に自信ありげな声に


心のどこかで焦りを感じる。



「だから、きっとバレンタインには俺にくれると思うんだよねー」



「へぇー…。だといいな」



耳障りな音を立てながら用をたす田中に、色んな意味で不快感を感じる。



「あ、でも。ヒロミちゃんも俺狙いだろー?


どっちも捨てがたいよなー」



「へぇ…。そうだね」



その自信はどっからやってくるの!?ねぇ!!


我慢の限界を感じた俺は、勢いよく扉を開けた!!


バーン!!!



「!!?あ、横に漏れちゃったじゃんかよー!!」


「田中…。拭いとけよ」



ギロリ と睨まれたけど


それ以上の攻撃的な目で睨み返してやる!!



すると、恐れをなしたのか すぐに目線を外された。



ふふん…

俺様の恐ろしさがよーやく分かった様だな!!




「須藤…だったよな?」


「あ…?」


こいつは…田中と話してた奴か。シラハラって名前だった気が…



「その…まだ外に出ない方がいいかも」


…?


何を言ってるんだコイツは。



眉根を寄せてみると、奴らの視線が俺の股間に…


ん?股間?



「ぎゃああああぁぁぁぁ!!!」



下を見ると、俺の素敵おパンツ(豹柄)が御開帳ーーー!!!








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