愛の雫
早苗に握られた手が温かくて、暴かれた気持ちを優しく包み込んでくれる。


彼女がいる凪兄を好きになるなんて、バカで無謀だと思う。


それ以前に、やっぱり彼を好きだと認めるのも腑に落ちない気がして、ほんの少しだけ悔しい気持ちもあった。


だけど…


今度凪兄に会ったら、この間の事を謝ろうと思った。


相変わらず、素直になる事は出来ないけど…


それでも今夜は、ほんの少しだけ素直になろうとしている自分(アタシ)が心の片隅にいる気がしたんだ――…。


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