主従関係
「おじ様はエリカの事本当に愛してると思うよ。」


本郷の社長が娘を溺愛していることは凄く有名な話だからエリカを政略結婚の道具に使うなんてありえない話だと思った。


「おじ様なりに何か考えがあるんじゃないかな?」


「そうね……。」


エリカは力無く微笑んだ。

「やっぱり…私じゃ本郷家は荷が重いのかしら……?」


「そんなこと…………。」


こんな時、何て言ってあげればいいのか分からなかった。


私は今まで、直人様の世話役で友達と言う友達なんていなかったから……。



ただエリカが望む道になればいいのにと願うだけだった……。
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