主従関係
声を掛けられた方を見ると、サラサラの黒髪に理知的な瞳の端正な顔をした男性が爽やかな笑みを浮かべていた。



「藤堂正臣(とうどうまさおみ)生徒会長が何か私に用ですか?」


怪訝に思い用件を催促した。


「実はね、学年首位の君に生徒会を手伝ってもらいたいと思ってね。」


ニッコリと爽やかな微笑を浮かべた。


「花蓮は仕事が忙しくて、生徒会なんて入ってられませんよっ!!」


私が答えるよりも先に直人様が不機嫌そうに答えてた。


私が仕事を疎かにしたら困るから、怒ってるんだわ。
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