主従関係
「話しはまとまった所で、勝負は我が学園の部活動で勝負をしようじゃないか。」


「部活名が書かれたくじを用意した。」


藤堂会長が用意したくじを差し出した。


「櫻庭、引くがいい。」


直人様はゴクリと喉を鳴らし、神妙な面持ちで藤堂会長が持っている箱に手を入れた。



「えいっ!!」


直人様が右手を高く上げた。



藤堂会長が直人様が引いたくじを開いて読み上げ、私たちにも見せた。

「野球。」



「野球ですって!?」

「野球っ〜?」

「チームメイトはどうすんだよっ?」



私たちが口々に話し出す。

「うーむ。」


藤堂会長も腕を組み考え込んだ。
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