フレアップ!!上巻



その瞬間、爆発的に女子生徒の間で爆笑の渦が起こる。

もうその笑い声が醜いとか、鬱陶しいとか、そんなのどうでもよかった。






もはや何を言っても状況は覆せないだろう。彼女ら状況を楽しんでいる。



なんとアウェイな空気だろうか。


みんなに嫌われ、取り残された苅谷の気持ちが痛いほどわかった。


いま手を差し伸べられたら、俺はたぶんその手を断るだろう。
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