フレアップ!!上巻



「もうさ、好きとか嫌いとか馬鹿馬鹿しくなってきてさ、・・・差別とかなくて・・・・・・みんながみんな、楽しい学校を作るんだ」


「へぇ・・・。上場聡介らしくないこと言うんだな(笑)」




「うるせぇよ」


俺が少し照れながら頭をかきむしると、荒太がまた笑った。


「まぁ、いいんじゃない?」


荒太は俺の背中を元気よくぽんっと叩くと、教室へと歩き出す。


「俺たちの本気、見せてやろうぜ」


荒太の大それた発言に、俺はもちろん賛成し、もう何も言わずに荒太の後を歩く。

そして決意が固まる

よーし!見てろ!
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