フレアップ!!上巻
「上場君、授業ちゃんと聞いてる?(笑)」
そんな彼女の事を頭で考えていると、当の本人から話しかけてきた。
この学校の狭い教室ならではの隣の席との距離の近さ。
机は少し亀裂を残しつつもほぼくっついた状態。
すぐ隣にいる彼女の綺麗な長いストーレートな黒髪がもう少しで俺の肩に触れそうだ。
「うん!しかも先生の残りの髪の毛数えてた(笑)」
苅谷はクスッと小さく笑うと、真面目に聞きなよーー とだけ俺に言い返した。