彼は甘くてほろ苦い
そして裕が帰り、あたしは今お風呂に入っている。
なんだかリビングが騒がしい。
たっちゃんは寝ちゃったはずなのになんでだろう?
和美ちゃんとひかちゃんだけなはずでしょ?
ひかちゃんとは和美ちゃんの子供。
6ヶ月くらいで超可愛い。

ガチャ・・・
あたしはリビングのドアを開けた。
するとなぜか裕がいた。
「風呂あがり?」
「えっあ、はい。てかなんでいるんですか?」
「裕くんドジでさあ。家の鍵家の中に置いてきちゃったんだって。困ってるみたいだから今日はうちに泊まり。」
「そーなんだ・・・。」
「でね、困ったんだけど布団が1つしかないの。たっちゃんはもう寝ちゃってるし、あたしはひかると1つ使うでしょ。あと1セットしかないの・・・。」
「なんで困るの?」
「実優と裕くん、1人ずつ寝る布団がないの。」
「うん?・・・えっ!?!?」
「悪いけど一緒に寝るか、どっちか布団なしで寝てね」

ちょっと…和美ちゃーん…

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