彼は甘くてほろ苦い
それからご飯を食べながらいろんな話をして、本題に入った。

「で・・・裕くん。君は今25歳だろ?そんな大人がなんで実優みたいな高校生と?」
「ええ!?裕くん25歳!?・・・勝手に18くらいだと思ってた・・・。」
「あはは・・・。よく言われます・・・。えっと、実優さんとは友人の・・・っておばさんの親戚の家の和美さんちで知り合って、まあ仲良くなって交際しました。」
「和美んちで??まっ今後とも実優をよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします」
「次来るときは結婚の話かな?」
「そーですね。そうなってると嬉しいです」
「けけけけけ結婚!?!?」
実優が驚いている。
「お母さんは今すぐにしてくれてもいいけどね~」
「お父さんもいいぞ~」
「俺もいいけど?」
「あたしもしたいけど・・・」

「「・・・・・・」」

「あははっ!!ならあんた達今日籍入れちゃいなさい!!」
と、実優のお母さん。
「おっ、今日は大安だ。日もいいし今日入れてもいいな~」
実優のお母さんに続きこころの・・・いや、実優のお父さん。
「よし、じゃあ市役所行くぞ」
「え、婚姻届けもらいに行くの!?!?」
「ほかに何があんの?」
「いや、ないですよね・・・。てか、裕はお母さんとか家族に言わなくていいの?」
「ああ、由紀には言ってあるし。」
「いつの間に・・・。じゃあ行こっか」

こんな感じで簡単に俺と実優の結婚が決まった。
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