美人薄命


店を出た私たちは近くの公園へやってきた。

此処へくる間もやっぱり無口な謙太。
そんなに緊張して大丈夫かな。




「俺、飲み物買ってくるから
座って待ってて。」

謙太がそう言ったと思ったら
私の返事も聞かずに歩いて行った。


私は言われた通りにベンチへ座る。



公園には犬の散歩をする人。
ベンチで読書をする人。
楽しそうに遊んでる家族。

私も近い将来は謙太と…
ニヤニヤしながらこれからの事を想像する。




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