私の可愛い彼氏【短】
文化祭
今日は待ちに待った文化祭。

外も晴れだし、テンション上がるー!



「ね!薫!」

「……」

「薫?」



私は俯いている薫の顔を下から覗き込んだ。



「わっ!」



そしたら驚いて顔を上げた。



「何?もしかしてまだ覚悟決めてないの?」

「……」



どうやら図星のようだ。

もう当日なのに…
可愛いなぁ。


私はそれを見てクスッと笑った。



「大丈夫だってー!薫午後からでしょ?まだ時間あるって!」

「今日するのに変わりないじゃん。」



そう言いながらため息をつきしゃがむ薫。


…かーわいい!



「私も楽しみにしてるし!」

「凛には見られたくない!」

「あはは、絶対見るし。」


私がそう言うとまた大きなため息をついた。
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