教師なわたし
とりあえず帰ろうかな…。

考えごとしながら廊下を歩いていると

「あれ?夢先生?」

「要くん!?なんでいるの?」

「生徒会長の仕事をしてたんだ。」

「そっか…。」

「なんか考えごと?」

「うん、まぁ…。」

「俺に話してみてよ。“なにかあったら言って”っていっただろ??」

「分かった。あのね元カレからメールがきたの。それで明日会おうって…。」

「ふーん…。会ってみたら?」

「へっ!?」

「行ってみてイヤだと思ったらすぐ帰ってくればいい。」

「そうかな…。じゃあとりあえずいくよ。」

「夢先生。携帯だして?」

「?」

要くんは自分の携帯とわたしの携帯を合わせている。

まさか…。

「赤外線でメアド送っといたから。今日みたいになんか相談あったらメールして。」

ほんとにアドレス帳に要くんのメアドがはいってる…。

「分かった。なんかあったらメールするね!!」

「それじゃバイバイ。」

「うん、バイバイ!!」
なんかちょっと気が楽になったかも…。
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