狼執事とお嬢様♡
「……」
『……』
車の中は超無言で。
案山子になった気分ですよ、ホント。
『ッ………ッ……』
次第に荒くなっていく私の息。
苦しい…頭がボーッして、何も考えられない…。
「穂乃歌、大丈夫か?」
心配そうに私を覗き込む婁唯の瞳。
吸い込まれそうなくらい綺麗…。
『大丈…』
“大丈夫”そう言いたかったのに、その言葉は婁唯に掻き消された。
婁唯の突然の行動に、言葉を失ってしまったんだ…。