狼執事とお嬢様♡
「…待て、言うな…」
『へッ…?』
婁唯は窓の方を親指で指す。
その指の先、窓の向こうには、私の家。
隣には、婁唯の家。
『着いてたんだ…?』
「降りるぞ。肩、しっかりつかまっとけよ?」
『うん…。』
離れた婁唯の体。
その瞬間、冷たい風が暖かくなった私の体を冷やした。
寒い…。
私は、婁唯の肩にしっかりとつかまり、やっとの思いで自分の家にたどり着いた。
「大丈夫か?」
『うん…。ごめんね…?』
「いいって言ってんだろ?」
私はベッドの上に横たわった。