狼執事とお嬢様♡
息を吸おうと開いた口。
その隙間から滑るように入り込む支葵の舌。
『んッ…!支ッ…葵…』
逃げても逃げてもつかまってしまう私の舌。
気持ちも息もいっぱいいっぱいの私は、支葵の胸板を軽くたたく。
しばらくしてから離れた唇。
『っはぁ、はぁ…』
「…」
平然な顔をする支葵。
私は肩を上下に揺らしていた。
「顔赤過ぎ。」
『ッ///!もぉッ今から学校なのにッ!』
「はいはい。」
ニッと笑う支葵。
私は未だに速く脈打つ心臓を押さえた。
「誘ったお前も悪い。」
『誘ってなんかッ…!』
ない。
そう言おうと思った直前。
私の携帯が鳴った。