狼執事とお嬢様♡
…もうすぐ、来るんだ。
使用人が出て行くと、また部屋には私とお母様だけ。
あと5分もすれば…龍さんと、その親御さんが来る。
「失礼します。」
私は開いた扉にサッと目を向けた。
入ってきた人を見るなり、安堵のため息をつく。
「お茶を持ってまいりました。」
「ありがとう。」
使用人の人…かぁ…
ヤバイ…超緊張してる、私…
再度2人きりになった部屋。
私の心の中がぐるぐるしているなか…
少しだけ気ダルイ空気のこの部屋の扉が再度開いた。
…私は、向けた視線の先に釘付けになった。