狼執事とお嬢様♡
「硬いなぁ~穂乃歌ぁ」

「…俺等のせい」

「2人とも、穂乃歌が驚いてる。」

「「知ってる」」



すっごい状態ッ

穂乃歌とか呼ばれてるしッ?!


いいの?コノ状態…


嬉しいはずなのですが…

超気まずかったりもする…


『ごちそー様ぁ…』


食器を持ち、キッチンへ運ぼうと思った時だった―――…



「いい。」


右手で私の肩を、左手で食器を掴んだのは高野クンだった。



『ありがとう、高野クン』

「どーいたしまして、おジョー様」



ドキッ!



今の笑顔は反則だよぉッ

カッコイイ…



「お前ばっか穂乃歌に触ってズルイぞ!」

「知るか。」

「2人とも、穂乃歌学校に送るぞ」

「じゃぁ俺が手をつないで学校まで…」

「アホか。穂乃歌、支度して?」


『う、うんッ』



急いで階段を駆け上り
自分の部屋に入る。

すこしドキドキしている気持ちを抑え、
新しい制服に袖を通す。


身なりを整え、玄関先へ向かった…


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