好きだよ、好きだよ。
「えっ?じゃないわボケ!さっき挨拶もしたじゃん!」
さっきの、近所の人だと思って挨拶をしたと思ってたら、玲央だったのか。傘で顔が見えなかった。
「何?わざわざ家に来て。ストーカー?」
そう言って私は、玲央の顔を見ずスタスタ歩く。
それに急いで着いてくる玲央は言った。
「ストーカーするしかなかったんだよ!みさが携帯でないから!」
「知らないっ!私携帯もってないもん。」
「嘘つくなら、もっとわかりずらい嘘つけよ。アホ!」
「何さっきから。ボケとかアホとか。そっとさせてよ。」