それでも君と、はじめての恋を
「てか、ビビられてるよね。他校のガラ悪い奴らと喧嘩しまくってるとか、百戦錬磨とか、マジなの?」
「ちょっと葵っ。純も! ストップ!」
身を乗り出す純も葵も怖いもの知らずというか、直球で聞きすぎだと思う。
止めたあたしを何でという目で見てくるあたり、モモは噂とは違って怖くないってこと分かってるんじゃないの?
だったら、そんな噂をわざわざ確かめなくたって……。
「……俺の噂って、それだけ?」
「え? ちょ、目を輝かせるな!」
モモが反応したことで、葵も純も遠慮するどころか更に身を乗り出してしまった。その表情と言ったらもう……超楽しそうですね!
「家が極道ってマジなのぉ~?」
「え、それ初めて聞いた。上級生と喧嘩して病院送りにしったてマジ?」
「ちょっと、止めてって! モモがそんなわけないじゃん!」
「何だよ渉ぅ~! コイツいっつもひとりだから、本当か嘘かなんて聞かなきゃ分かんないだろぉっ」
だからって、聞いていいことと悪いことがあるじゃんか!