【中編】まさかの恋

ほっとけない-Mahiro




また何日か過ぎた。
相変わらず夏休みバイト三昧なオレ。
そして一向に姿を見せないメグに。
相変わらず気持ちが優れないオレ。




今日は1日中働いていたから、体力に自信があるオレでもさすがに疲れた。




壁にかかっている時計を見ると、10時過ぎ。
もう早い人なら寝る時間だよ。




レジから店内を見渡すと、オレと同い年の女の子と店長の3人しかいない。




暇だ……。
非常に暇だ。
そしてすごく疲れた。
1日中とか……マジ疲れる。




オレは11時までと言われてたから、早く11時になれって時計を睨んでは唱えた。
そんな暇してる時だった。




「この後どーする?」




「えぇ!?まだ遊ぶの!?」




コンビニの外から中へとぞろぞろと入ってきたオレより年下……つまり中学生であろうケバイ女子と、オレと同じ位の男達数名。




ったく……こんな遅くに中学生連れてよく歩けるよ。




なんて思いながら集団を見つめていると、、オレは目を見開いた。




「……メグ?」




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