男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
鏡に向かって、髪を乾かす。
鏡の中に映ってる女の子は、複雑な顔をしていた。
……どーしよ。
淨弥君といたい。
なんで部屋に誘ったのか分からないけどっ。
宇津井を断りたくない。
はっきり言っちゃえば。
「………。」
あたし、こんなんでいいのかなぁ。
「……ダメ、だよね」
ドライヤーのスイッチをオフにし、あたしは部屋を出た。
―――――――………
――――――………
コンコン
「あたしだけど、入っていい…?」
やってきたのは宇津井の部屋。
長く居るつもりはない。
なんで呼んだのかを聞いて、もし大事なことじゃなかったら即淨弥君の部屋へ行く。
まぁ宇津井のことだから、対したこたぁないと思うけど…。
「おう!入って来いよ!」