男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
……へ?
うわっ…
ドキッとした…。
「…特に用はねぇけど…、そ、その……も、もう少し、…ここに居ろよ」
宇津井は顔を真っ赤にしながら、俯いた。
…可愛い…、かも。
そんなこと言われたら、…ダメじゃんあたし。
「……分かった」
技とぶっきらぼうに言って、あたしは宇津井の隣に座った。
宇津井はやっとあたしの手を離してくれた。
…ここに居ろと言ったものの、宇津井はさっきからテレビしか見てないし、
二人の会話ほぼゼロだし。
「宇津井って、政治に興味あるの?」
あたしはテレビにかじりついてる宇津井に話しかける。
さっきから次々と流れてる政治のニュースをめっちゃ見てる。
「……少し」
宇津井はあたしをチラッと見て、小さい声で呟いた。