希望の星
「い、いや・・・こないで・・」



涙交じりの声で訴えた。



「話がある!」



と言って、あたしの腕を掴んだ。



あたしは、無意識のうちに、悠君の手を払った。



「・・・・」



「話って何よ!さっき別れるって言ったじゃない!!」



「そうよ、今更遅いんじゃない?」



千鶴はあたしの味方をしてくれた。



「そうだけど・・・」



「じゃあ、レミさんと、一緒にいればいいじゃない」



「なぁんだ♪あの子も分かってるんじゃない♪」



レミは腕を組んで何回も頷いた。



「なぁ、マヂで話聞けよ・・・」



「イヤって言ってるじゃないの!!それに、今更悠君に話すことなんてないよ?」



「・・・そうか。明日香は俺に対する気持ちがそんな程度だったなんてな」



「それはこっちのセリフよ!!」
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