現実RPG2
今、こいつを信用するわけにはいかない。危なかった。このままでは、1章の二の舞になってしまう。


まだまだ聞きたいことは山のようにあるが、これ以上、コイツと馴れ合いはできない。


「ルイ……質問は、以上だ。決着をつけようか」


と、ルイに手をかざす拓馬。


「拓馬?何の冗談だよ……」


「ルイ。俺と戦え」


「俺の話を信用してくれ!頼む!」


「もう話は聞かない」


「何でだよ!」


「お前の話が本当かどうか、確かめる手段がないからだ」


「拓馬……頼むよ……」


「お前が来ねぇなら、こっちから行く」


と、ライトニングを放つ拓馬。


ルイはそれを間一髪で避けると、両手を上げて待ったのポーズを取る。


「拓馬!お願いだから、信じてくれ!お前の力がいる!」


「ルイ!話が違うぞ!お前、殺したければ殺せばいいって言っただろ!話だけでも聞いてくれって、そう言ったろ!」


その拓馬の言葉に、ルイの動きが止まる。


その瞬間、ライトニングをルイの腹部に直撃させた。
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