Dangereuses hospital
chapter8
その名に硬直する。

「朝霧…二宮って…ハルカか?ハルカの事を言ってるのか?」

目の前の風景が、グニャリと歪んで見えるほどの強烈な目眩。

3ヶ月ぶりに会う約束をしていたハルカ。

ドタキャンされた事に怒り心頭だったハルカ。

電話で怒鳴っていたハルカ。

俺とのデートがキャンセルになった事で、自宅にいる筈のハルカ。

そのハルカが、この病院内にいるというのか?

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