黒髪のあの子





「あのー」
「あ?」




廊下の真中で、俺の返答に、俺の目を真っ直ぐ見つめる女が1人。








「なんか、用かよ」
イライラしてるせいか、俺はいつもより無愛想に答えた。






「んーっと、一緒に帰ってもいー?」
「…家どこだよ」



「あっ…役場の方♪」
「あっそう。じゃあ近いからいいんじゃねぇの」



「かえってもいいのっ?!」
いきなりパァッと明るくなる姿は、なんだか如月に似てる気がした。

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