【バーチャルメーカー★博士と助手のとんだ1日】
『うふふ♪ねぇサム、
ビーチバレーやりましょう?』
バーチャルメーカーで
再生された美女がサミュエル
を誘いに来た。
ビーチバレーのコートには
数人の美女達が笑顔で
手招きしている‥
これは博士が予めプログラム
しておいたサミュエルへの
サプライズだった。
『よぉーし!
博士、僕ちょっと
行って来ます♪
今、行くよ!アハハ‥』
サミュエルはビーチチェアから
起き上がると、微笑みながら
手を振って彼女達の元へ
駆け寄って行った。
『若いとは、良いのぅ♪
儂だって週末は…♪
待ってておくれ~
ナタリーちゃん♪』
博士は週末のバカンスを
想い浮かべながらトロピカル
カクテルのパイナップルを
頬張った。
あれから何処の国でも
凶作は無くなり、
愚かな戦争も一度も
起きていない…
―END―