男の子のキモチ



俺はその時、るかってすごい奴なんだなって思った。



だってさ、簡単に俺に好きって言えちゃうんだもんな。



「ねえ、聞いてるの?」


「あっ、えっ?」



俺はるかとデート中だということを忘れて考えていた。



るかは俺が話しを聞いていないとわかると不機嫌になった。



昔から怒りっぽくて、けど、すぐに機嫌を直す。



「早く!限定スイートパイ食べるんだから!」


「はいはい」



今日はるかが前から食べたがっていた一日20個までの限定スイートパイを食べに行く途中。







< 30 / 160 >

この作品をシェア

pagetop