砂嵐のいたずら〜バレンタイン2010〜
『ねぇ、久しぶりにマナの顔…見たいんだけど。』
耳元に響くチャールズの甘い囁きに、全身が急激に熱を帯びていく。
泣いていたことを知られたくなくて、慌てて涙を拭おうとすると、
クルッと強引に向かされた。
「み、見ないで…今、ひどい顔してるから…」
俯く私に、『どれどれ…』と、言いながら長身を屈めて、私の顔を覗き込んだ。
「わゎっ!!!」
私の目の前にはまぶしいくらいのブロンドヘアーにどこまでも深いプルシアンブルーの瞳を持ったチャールズの綺麗な顔がぶつかりそうなくらい間近にあった。