砂嵐のいたずら〜バレンタイン2010〜
私にだって、人並みに恋愛経験はある。
けれど、
これほどまでに私の心を揺らす人は、
チャールズ…
あなただけ…
頬にヒヤリとした感覚に、空を見上げた。
どこまでも暗い夜の闇から舞い降りる雪の白さが、何だかとても神聖なもののように思えて、
「ホワイト・バレンタインか…」
珍しい…
冬のバンクーバーでは、雪よりも雨が降ることが多いのに…
私はひとりでいる寂しさも寒さも忘れて、夜空に舞う冬の華を見つめていた。