砂嵐のいたずら〜バレンタイン2010〜



私にだって、人並みに恋愛経験はある。


けれど、


これほどまでに私の心を揺らす人は、


チャールズ…


あなただけ…







頬にヒヤリとした感覚に、空を見上げた。


どこまでも暗い夜の闇から舞い降りる雪の白さが、何だかとても神聖なもののように思えて、


「ホワイト・バレンタインか…」


珍しい…


冬のバンクーバーでは、雪よりも雨が降ることが多いのに…


私はひとりでいる寂しさも寒さも忘れて、夜空に舞う冬の華を見つめていた。



< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop