street love
ライトアップされたいい雰囲気の公園のベンチに美波と響は座る。



「ヒビキ君、これ…」

「ありがとう。開けてもいい?」



さっそく響はキレイにラッピングされたバレンタインチョコの箱を丁寧に開けた。



「!!」

(「恥ずかしい」)

「美波ちゃん、俺のためにありがとう」



響が笑顔を見せて美波の肩を抱く



「ヒビキ君…あの…」

「何?美波ちゃん」

「さっきはごめんなさい」

「?」

「ヒビキ君の側に女の子がいっぱいいて…何だか…」

「もしかしてヤキモチ妬いた?」

「………仕方ないよね。ヒビキ君カッコイイから」

「大丈夫。俺の心はキミ以外の女の子は見ていないから」

「ヒビキ君…」

「それと、もうあそこでは歌わないって決めたんだ」

「えっどうして?」

「どうしてって…キミがいるからかな」



チュッと響は美波にキスをした。
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