呪 い サ イ ト

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「あ~あ、どうやって別れさせよっかな」


 授業が終わって学校から帰ってきてすぐ、ウチは部屋にこもった。携帯を片手で握り締め、ベッドの上に寝転がり、高井と谷村を別れさせる方法をずっと考えている。

 いじめれば、別れるだろうか。
 でも、谷村のことだから……。色んな人物に言いふらし、ウチを悪者に仕立て上げるに違いない。


「う~ん……難しいなぁ。思ったより簡単じゃないわね」


 もう嫌だ……。さっそく挫折しそうになっていたところ、

 ―――あっ!

 ウチはいいことを思いついて、飛び起きた。引き出しから、この前の校外学習の集合写真を漁る。


「あった!」


 写真を取った手に力が入り、くしゃ、と少し曲がった。

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