呪 い サ イ ト

「優子は何て書き込んだ?
ってか、書き込んだことある?
事件、まだ起こってないよね?」


優里はさらりと言ってのけた。
冗談を言っているようにも見えない。
ということは……
優里は本当に発砲事件を起こさせた?

とりあえず、私は本当のことを言って、
優里の反応を見てみることにした。


「あ、あのさ……私も、なんだよね……。
呪いサイトに、発砲事件が起こるよう、
書き込んだのは……私も、なの……!」


「えっ!? 嘘っ!?」


優里の目は、驚愕で見開かれていた。
優里も発砲事件が起こるよう、
呪いサイトに本当に書き込んだいたようだ。


「嘘じゃないよ……! ほら!」


呪いサイトに書き込んで後に、
送られて来たメールを優里に見せた。

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件名:呪い受付完了

本文:ご利用ありがとうございます。
呪いの受付を完了しました。
呪いを実行したら、
また連絡致します。

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このメールが送られてきた時、
私は吃驚したことを、今でも覚えている。

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