山田丸★ころがり系
「頭も良いほうじゃないし、見た目もある意味ヤバいじゃないですか。悪い意味じゃなくね」


だんだんへこんできた。


「結婚だって難しいですよ。先輩」


「彼女欲しいなぁ」


「めるさんに彼女になって欲しいんですね」


「可能性あるかな」


「ないですね」

シバケンははっきりと言った。


「こ、こういう時は嘘でも、可能性ありだって言っておくれよ」


「ふふん。ああ見えてめるさんはかなりおませさんですからね。何もかも釣り合いませんよ」


「おませさんってなんだよ!」


「ふひひひ。とにかく、山田丸先輩はフォークダンス以外では女の子の手すら握ったことないじゃないですか」


「まあな」
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