if Infinity

SF?異世界からのヒト

朝起きた勇輝は、時計を見て目を丸くする


「!? や、やばい、大遅刻だぁ!! 急いで準備を!!」


そう言ってパジャマを脱ごうとするが、踏みとどまる


「・・・。ふう、今更急いで学校行っても遅刻だしな・・・」


1階のリビングへ行くと、パンと飲み物が用意されていた。


「ひなの奴、俺を見捨てて先に学校行きやがって・・・。」


昨日のダメージが少し残っており、身体がきしむ


「あぁ、何かだるいし、今日は休むかなぁ~ ん?起き手紙か・・」


『兄さんへ、私、今日から整備委員で朝の清掃活動に参加だから、先に行くね? PS、昨日は何があったか知らないけど喧嘩はダメだからね!』


「・・・。整備委員ね。よくもまぁ、朝から・・・。」


朝食を済ませた勇輝は制服、ではなく、私服に着替えていた。


「ふぃ~ こんな天気の良い日に学校なんかに引きこもって勉強なんてする奴の気がしれないねw こういう日は散歩だよ散歩」


そんな独り言を言いながらブラブラ散歩する勇輝、そして、気が付けば高台にある公園、通称「ハゲ山公園」に来ていた。


「なんか、ここ来るのも久しぶりだな~ しっかし、ゴミが多いな」


そんな事をぼやきながらベンチに腰を下ろす


「どっこらせっと、ん?なんだありゃ」


ベンチに腰を掛けてちょうど見える角度にあるものに気が付く


「アタッシュケース?」


そう言って、そのアタッシュケースを拾う


「・・・。中開けたら万札がぎっしりだったりして・・・。 い、いや 開けた瞬間爆発物がドカンじゃねーよな・・・?」


色々迷ったが好奇心に勝てず、アタッシュケースを開けてみる事にする。


「ジャジャーン!! ん?なんだこのカプセル?なんか沢山あるし・・・。」


不審に思いながらもカプセルを手にとってまじまじと観察する。


「ふむ。ペットボトルのキャップみたいな感じだな・・・。ま、まさか。。。これ、あぶねークスリじゃねーよな!? んで、取引の為にここに隠してるとか・・・・み、見なかった事にしよ・・・。」





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