俺様王子と甘い同棲
暑いから、ブランケットを隣にどかした。
「‥もう寝るの?」
どことなく寂しげに言う、瑠威クン。
「うん。疲れたし。てか、寝ないん?」
私は、おそるおそる彼に聞いてみた。
やっぱり、ちょっとだけ怖かったから。
「ん、もうちょい起きる。」
そういうと、彼はクスッと笑った。
「そんなカッコ。襲っちゃうよ?」
─ え?
私は、自分の耳を疑った。
瑠威クンの微笑みが、ちょっぴり怖くなった気がする。