俺様王子と甘い同棲

「一緒に歩いてんのはダイジョウブかなぁ‥?」



不安が絶えない私は溜め息をついた。


幸いなことに、まだ誰にも会ってナイ。



「ダイジョウブ☆莉奈は心配しすぎ!」



瑠威クンはそう言って微笑んだ。


私達は、いつも通りの下らない話をしながらだらだら歩いていた。


つい一昨日知り合ったばかりだとは思えないぐらい楽しい。



「ねぇ、私達って前に会ったことないよね?」



ふと気になった私は、横を歩く瑠威クンに確認した。


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