俺様と相合い傘

「お待たせしました、たこ焼きとシーザサラダです」

「はーい」

私は音楽雑誌を見ていた

すると…

「あれ?早苗ちゃん?」

えっ?

前を向いた

そこには…

「えっ!?」

高木 遼太郎がいた

「な、な、な、な、な、な、なんで?!」

「キョドりすぎ、俺バイトしてるんだ」

「へぇ…」

てかうちの学校バイト禁止だし

「じゃあそういうことで」

「待って…」

彼が私の方を向く

なんで話しかけてんだろ

「ごめんなさい、なんでもないです」

「ふーん、じゃあな」

彼は部屋の戸を閉めた

私の体が自然と火照ってる

なんで?
< 16 / 39 >

この作品をシェア

pagetop