【短】最高の一日



―――――――――………




相楽は何も言わずに、
泣き続ける私の頭を
ずっと撫でていてくれた。


大きな手が、私の頭の上で
ぎこちなく動いている。


その温もりに胸がいっぱいに
なると同時に、どうしようもないくらい
切ない気持ちがこみ上げる。


もはや私は、どうして泣いているのか
わからなくなっていた。


ただひたすら……




声が枯れるまで、泣き続けた。




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