野獣、時々、王子様。



「だーかーらー。なんで私がこんなこと…っ」


「敬語使った罰」


「王子様がこんなことやらせていいの!?」


「誰も見てないからな」


ニヤニヤと笑って私を見る雄大。


この野獣ぶりはなにも変わってない。
むしろパワーアップした。


たっぷり床拭きというお仕置きをされた後、私は教室に戻った。


あー…。
肩が痛い。

ピカピカ磨いたからかな?

私ってえらい!!
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