鋭く甘い視線の先の獲物
言ってしまったら…冷たくあしらわれそうだもの…。
あなたが見てるのは私じゃないから…。
だから…あとほんの少しでいいから…。
もう少しだけ…嘘をつかせて…。
もう少しだけ…。
六年振りの恋する気持ちを…こんな簡単に終わらせたくないから…。
「いいえ。全然よ。男なんていらないわ。欲しいとは思わないし、まだ…慣れられない」
「…そうか」
本当は…他の男よりも何よりも…あなたが欲しい…。